ルイ14世が愛したピクウェをあなたに

古より伝わる象嵌技法は、一つの素材に別の異なる素材を嵌め込む工法です。特にべっ甲や象牙、真珠などの有機素材に象嵌するものは『ピクウェ』と呼ばれています。リング中央部をご覧ください。ピクウェの中でもマザーオブパールへの象嵌はべっ甲など他の有機物に比べて割れやすく緻密な細工が求められます。透き通る白さの中で上品に輝く金細工。華やかさだけでなく奥ゆかしさをも感じさせるリングは、着物姿にも寄り添ってくれる逸品です。