ハナジマではオリジナルジュエリーの作成のほか、リフォームも承っております。
リフォームがどのように進められていくか、先日お受けいたしましたリフォームを例としてご説明いたします。

–ご相談に来たお客様について–
お母様が長年大切に使っていたジュエリーを数年前に受け継いだものの
昔ながらのデザインでなかなか着ける機会もなく、何年も宝石箱にしまったままに・・・
お母様のことを考えると売ることも出来ず困っていらっしゃいました。

【今回リフォームを考えているジュエリー3点】

左：角ダイヤが7石ずつ2段になっているPTのリング
中央：ルビーの上下にダイヤモンドがぎっしり詰まったK18のリング
右：アメジスト（紫水晶）とシトリン（黄水晶）が混ざり合ったアメトリンは23カラット。0.8カラットのエメラルドがバチカンについた、エキゾチックで大きなペンダント

【ご要望】
・普段もっと気軽に着けられるペンダントやリングにリメイクしたい
・モダンな感じの洋服が好みなので、それに合うジュエリーにしてほしい
・この3つのジュエリー全部を使わなくてもよいが、新たに石は足すことなく、あるだけの材料でリメイクしたい

【ご提案】
アメトリンは石自体が大きいので、これをダイヤモンドで取り巻くとゴージャスな雰囲気になってしまい、気軽に使えなくなってしまいます。しかし、何かモチーフ物にすれば、カジュアルな洋服にも使いやすくなります。
アメトリンは黄色と紫色で色が分かれており、これを香水がボトルの半分入っているような香水瓶に見立てる作品はいかがかとご提案させていただきました。

エメラルドは、誰もつけていない様なモダンで個性的なリングをご提案させていただきました。
巾はあっても、空間をあけるようなデザインとエメラルドが出っ張らないように、着けやすさを心掛けました。

このデザイン画をもとに職人が手作りで作り上げていきます。

–1か月後–

綺麗にリフォームが終了いたしました。

ダイヤモンドは2文字リングの角ダイヤモンド14ピースのうち、香水瓶の蓋に4ピース、
残りの角ダイヤ10ピースとペンダントについていたラウンド型のメレダイヤモンド5ピースを使って、香水瓶上部に散らしました。
いい香りが煌めきとなって溢れています。

アメトリンの石の厚みが1センチ近くありましたので横から見ても楽しいデザインに。ダイヤモンド4ピ－スが脇で光っています。

香水瓶の蓋の後ろは余裕がありますので、かなり太いチェーンも通るようになっており、立体感を楽しめます。

エメラルドのリング

リングに使用したダイヤモンドは全て、Ｋ18ルビーリングにはめ込まれていたメレダイヤです。
少し色の薄めのエメラルドでしたのでダイヤモンドで取り囲みキラキラ感を出しました。
ゴージャスでありながら、正統派のデザインではなく、大胆なデザインですので、遊び感覚でおつけになれます。

ルビーのメレ石に関しては、後日使う予定で一旦お持ち帰りになられました。

お母様から受け継いだ想いが詰まったジュエリーは、お嬢様が普段からお着けになれるジュエリーに生まれ変わりました。

ジュエリーにもお洋服と一緒で流行りがあります。しかし、ジュエリーはリフォームすることで、着けやすいデザインに変えられます。
ハナジマにて、ジュエリーを通した”想い”を繋いでいくお手伝いが出来ればと思っております。

引き出しにしまいっぱなしのジュエリーを、再び陽の目に当ててあげませんか？

ハナジマではお買い上げ頂いたルースを使ったオリジナルジュエリーの制作は勿論、
お持込み頂いたルースを使ってのジュエリー製作の他、リフォーム等の相談も承っております。
興味を持った方はお気軽にお問い合わせくださいませ。

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