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【稀少石】緑×青のバイカラートルマリンを使った孔雀のブローチ
ハナジマのオリジナルジュエリー < KAYOKO ジュエリー >
力強く美しい宝石を選び抜き
石が生き生きとするデザインで仕上げ
優しい着け心地にこだわっています
今回ご紹介するのは、一本のバイカラートルマリンの石柱で羽を休める「宝石孔雀のブローチ」です
K18/PT
トルマリン:16.65ct
オパール:0.40ct
サファイア:0.10ct
ダイヤモンド:1.32ct
価格:¥2,750,000(税込)
柱の部分は トルマリンを使用。16.65ctの大きさは神殿の荘厳さを表現するに十分な大きさです。
特筆すべきはこのトルマリン、下半分がインディゴブルー、上半分は深い緑色となっているバイカラータイプだということです。
一つの石の中に二つの色が天然で入っている バイカラートルマリンはとても希少です。
しかも通常トルマリンのバイカラーは、ピンク×緑 の組み合わせが圧倒的に多く、ブルー×緑 の組み合わせはほとんどありません。
石の後ろにはカットが施されておりトルマリンの石そのものの透明感にカットの煌めきが加わり、石に奥行きを感じさせています。
裏からの様子
そしてこの柱部分はアルテミス神殿を再現しました。
今回アルテミス神殿の柱を再現したのは、特別な思いがあったからです。
皆様は世界の七不思議(古代世界の七不思議)をご存知でしょうか。
不思議というと、「どうやって作られたか想像もできないようなもの」というイメージがあると思いますが、古代においては当時の人々が目を見張るような、そしてとてつもなく長い時間をかけて作られた7つの建造物のことで、以下の7つを指しています。
ギザの大ピラミッド
バビロンの空中庭園
オリンピアのゼウス像
ハリカルナッソスのマウソロス霊廟
ロドス島の巨像
アレクサンドリアの大灯台
エフェソスのアルテミス神殿
どれも、その神々しさは人々に畏敬の念を与えたと思われますが、現存しているものは、ギザの大ピラミッドだけで、他6つは消失したり廃墟となったりで私たちは目にすることができません。
By Zee Prime at cs.wikipedia, CC BY-SA 3.0, Link
↑イスタンブールにあるアルテミス神殿の再現建築物
エフェソスは、現在のトルコの西部にあたる地方です。
アルテミスは、ギリシャ神話に登場する狩猟、貞潔の女神で、エフェソスはアルテミス信仰の一大中心地でした。アルテミスを奉った神殿は総大理石で出来ていたといわれています。
神殿は高さ18メートルのイオニア式の石柱127本で出来ていました。
石造りの建物を支えるためには多くの石柱が必要だったのです。
実はアルテミス神殿はイオニア様式の建造物の最高傑作と言い伝えられています。
一口に石柱といっても私たちが見かける古代ギリシャの石柱は、大きく分けて3種類あります。
<ドーリア式> 一番古いもので、柱が太く飾り気の少ないシンプルなデザインが特徴です。
ギリシャのパルテノン神殿の外側の石柱が有名です。
日本では、国立科学博物館正面の石柱はドーリア様式です
<イオニア様式> アルテミス神殿の様式です。渦巻のような飾りが特徴でドーリア式に比べて繊細さがあります。日本では東京国立博物館表慶館にこの様式がみられます。
<東京国立博物館 表慶館の写真>
<コリント式> イオニア式の発展版で、渦巻に草籠のような飾りをつけることでより華美な印象です。よくテレビに出てくるアメリカ合衆国の国会議事堂が有名です。
キリスト教が人々の中に浸透していく前の紀元前の時代、人々が女神アルテミスを深く信仰しパルテノン神殿の倍の大きさのアルテミス神殿に集まり、あらゆる文化がこの地で融合していったと考えられています。
その後何度も破壊されては再建され、を繰り返しアルテミス神殿は歴史の中に埋もれていきます。再び私たちの前に現れるのは1869年です。
大英博物館の探検隊に神殿跡が発掘され、神殿は2000年の時を経て眠りから目覚めます。
現在この地には復元された柱一本が泰然と立っています。復元というとすべてをそのまま作り直して・・となりがちですが、むしろ廃墟のまま古代のロマンに思いを馳せる遺構となっています。
↑現存するアルテミス神殿跡。石柱1本のみが現存しています
長い年月をかけ地下深くで、自然の力だけで奇跡的な色の移り変わりを持ったバイカラートルマリンと
何千年もの間この地で時代の移り変わりを見守ってきたアルテミス神殿の1本の柱
地球の持つ魅力と人の作り出した魅力、この2つの移り変わりを重ねて欲しく一つの作品へと仕上げました。
柱の上で羽を休めているのは1匹の孔雀
孔雀は毒をもつ虫などを食べることから、邪気をはらってくれる益鳥として4000年以上人間と共にありました。
孔雀といえば鮮やかな羽の色を思い浮かべますが、羽の部分は光によって七色に輝くダイヤモンドで仕立ててあります。ペアシャイプとマーキスダイヤが惜しげなく使われ、孔雀の豪華なイメージが表現されています。
毛づくろいをしている孔雀の体はボルダーオパールです。オパールは自然の中で美しいとされる色を一身に集めていると言われています。
頭の冠羽は、古来より身を守る神聖な石として何世紀もの間人々に愛されてきたブルーサフャイアです。
また、ブローチの針の位置は石の美しさを邪魔しない位置にセッティングしました。
このブローチは自立して立つことができる立体感も自慢です。石柱の上や石座の下の部分は なかなか他の人からは見えないところですが、ただのベタにはなっておりません。
手をかけて透け感のある仕様になっています。石座の一番下にはミル打ちが施され、ブローチ全体を引き締めています。
ブローチとして、ペンダントとして、また額に入れてお部屋のインテリアとして夢のある作品となっておりますので、ぜひ実物をご覧いただきたいです。
こちらの作品の他にもハナジマでは美しいカラーストーンを使った作品を多数作っております
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